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2018
09月17日

相手の心を一瞬で掴む「会話の達人力」

相手の心を一瞬で掴む「会話の達人力」

2018年9月16日

こんにちは!ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の澤田りよです。
2018年上半期ベストセラーに『大人の語彙力ノート』が1位に輝きました(詳細はこちら)。会話力を上げるため、まず語彙力を上げようと思った人が多いのでしょうか。
語彙力が上がると、会話力も一緒に上がるかもしれません。一方で、語彙力を高めなくても、別の方法で会話力を上げ、ビジネスでもプライベートでも、会話の達人になる方法があります。
今回は弊研究所代表高衣のコーチングメールでお届けした『相手の心を一瞬で掴む「会話の達人力」』を、ブログ記事としてまとめてお届けします。

自分にとってしっくり来る言葉を使っている

私たちは、言葉を発明した太古以来、自分にとってピッタリ合った言葉を使い続けてきました。それ以外の言葉は、あっても使いたくないと思っています。より正確に言うと、使うと違和感があるため使えないのです。
欧米では、同じことを言うのにいつも同じ言葉を使っているとバカだ、とする風潮があります。特にメディアなどでは、同じことを指す場合でも、わざと別の言い方を選択します。
例えば、一つの記事の中でも、「彼女は」と言うところを、時に「背の高い人気者は」と言ったり、「いつもクールなリアリストは」と言ったり、異なる表現を敢えて使います。これをそのまま翻訳されている文章を読み、違和感を覚えた方も多いと思います。
逆に、日本では、「同じことを指す時には、必ず同じ言葉を使う」が、書き手側の暗黙の了解になっています。違う表現を使うと、違うもののことを言っているのかな、と読者に思わせてしまうので、一つの事象を「アイウエオ」と表現すると決めたら、その記事の中では最後まで「アイウエオ」と表現し続けます。
このように文化の違いはありますが、選択する「言葉」と言うのは、どれも「自分にとってしっくり来る言葉」であることに、変わりはありません。

相手が心を開いてくれる言葉とは

特に、メディアのような公共に提供するものではなく、個人としての仕事仲間や、プライベートな人間関係のなかで使う場合には、「自分にとってしっくり来る言葉」以外の言葉を私たちは使いません。他愛のない会話や、さして重要ではない会話にこそ、自分にとってしっくり来る言葉や表現を、深く考えずに使っています。
逆に、自分にとってしっくり来る言葉を会話の中で誰かに言われたら、「そうそう!!」と、声を大にして共感してしまいます。みなさんも、このような体験をしたことが、一度や二度ではないでしょう。
そして、心の中で、「この人、わかってる!」「私と感性近い!」と思い、その人をグッと近くに感じます。そして、その後の会話からは、数人で話していたとしても、その人にばかり向けて話をするようになります。
と言うことは、会話をしている時に、相手が「そうそう!!」となる言葉を、あなたからかけることが出来れば、それだけで相手はあなたを近く感じ、心を開いてもらえることになります。
何も心を読んだり寄り添ったりしなくても、何かの事象、現象、感想などを、その人がしっくり来る「言葉」で表現するだけで、相手の心を一瞬で掴む「会話の達人」になることができるのです。

思考の特性を把握する

この会話の方法を会社で活用し、特にミレニアル世代の心を掴むことにかけて天才と評価されるほど部下から厚い信頼を得て、異例の速さで出世をした例もあります。もちろん職場だけでなく、日常的に簡単に取り入れることができるので、ぜひ、みなさんにも取り入れていただきたい術です。
問題は、その人にとっての「そうそう!!」と思う言葉を、どうしたら知ることができるのか、です。
答えは、いたって簡単です。その人が普段使っている言葉を注意深く観察し、拾い、ストックしておけば良いのです。
その人が普段よく使っている言葉をストックしておくと、必要な時にその言葉を取り出して投げかけることができ、相手の「心のコア」の部分に刺さる言葉がけができるようになります。
日本語には、一つの事象を表すのに、沢山の表現の種類があります。名称でなく、抽象的なことだったり、自分の気持ちや感想だったりを、形容詞や動詞で表す場合には、それこそ一つのことを表現するときに、10通りの表現があることも、珍しくありません。
その10通りの中から、私たちは、一番自分の気持ちにしっくりする言葉や表現を選んで使っています。そのような、その人にとってしっくり来る言葉は、状況が変わっても、少し趣が変わっても、変わりません。いつもそれが使われます。なぜなら、それがその人の「思考の特性」だからです。
つまり、会話の達人になるためには、
1.自分にとって重要な人が普段使っている言葉を注意深く観察して、拾い、ストックし「語録」を作成する。
2.その状況になった時に、「語録」から言葉を使う。
語録といっても、「名言」みたいなものではなく、「使っている言葉」「単語(名詞、動詞、形容詞含む)」だけ拾ってあれば十分です。
その人が普段よく使っている言葉を「〇〇さん語録」としてストックしておくと、必要な時にその言葉を取り出して投げかけることができ、相手の「心のコア」の部分に刺さる言葉がけができます。それだけで、あなたは相手の心を開くことができ、「会話の達人」になれるのです。

まとめ

この術は、仕事でも、プライベートでも、どこでも使える万能の会話術です。
特に仕事の場面では、ミレニアル世代でも、苦手だと思っている人であっても、誰に対してもその効果をすぐに感じることができます。
自分の気持ちを、相手の語録を使って話し、会話の達人へ。ぜひ、みなさんもやってみてください。

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    投稿者澤田 りよ

    ONは仕事、OFFは投資 ダブルで一生稼げる私になる 人生マネジメント塾主宰、人生デザインアカデミー協会認定講師。輸出入代行・海外展開コンサル事業コマビズ代表。
    「今まで培ってきて知識を活かし、人々の経済的自立を支援する」というミッションのもと、東京と大阪の2都市を中心に活動している。
    趣味はマラソンと登山。お酒も好きで大衆酒場からバーまで、どこでも馴染める。

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