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2017
10月03日

自分らしい人生って何?自分ってもしやキョロ充?

2017年10月4日

こんにちは!
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所、研究員の斉藤です。
前回は自分らしい人生が何かを知り、幸福度の高い人生を送るには、『自分の最高の価値観』を明確にする事が必須である事をお伝えしました。最高の価値観を明確にする事で、自分らしい選択基準を持つ事ができるからです。
http://missionmikke.com/detail/sai041/
しかし一般的に価値観だと思われている「親切であること」「誠実であること」「信頼を裏切らない」などは、本来の自分の本質ではない可能性が高く、本当の自分の価値観ではない事が多いとお伝えしました。
これらは社会通念上の常識や道徳的観念である事が多く、外部から刷り込まれた価値観を自分の価値観だと思い込んでしまう事が多々あります。もちろんまったく自分の意思は反映されず、他人の考え方に支配されているという意味ではありません。
本当の価値観に基づいて間接的に現れる概念である場合もあります。成長の過程で様々な気付きを得た事により、自身の心の軸として採用してきた信条や信念もあるでしょう。ちなみに人は他人のこの部分を見て、どんな人物か判断している事が多いと思います。
では私たちを自由にして、自分らしい人生を送るための、本当の価値観とは何なのでしょうか?このブログで繰り返し語られる『自分の最高の価値観』を明確にする必要性はなんとなくわかったが、本当の価値観とは何なのか、イマイチわかりづらいというのが正直なところだと思います。
SNSでリア充をアピールする人たちを見て、自分は他人の価値観に流されているキョロ充だと焦る必要はありません。今回は人生デザイン構築学校で共通言語となっている「本当の価値観」について、仲間と語り合ったからこそ伝えられる本質に迫りたいと思います。

感情が動く理由

前回「価値観」を「個性」と捉えるとイメージしやすいとお伝えしましたが、その理由は本当の価値観とは、その人自身の内側にある一人一人が持っているものだからです。似たような価値観、いえ、例えば「教える」という同じ言葉の価値観であっても、その意味は唯一無二で、一人一人全く違います。
人は何が楽しいと思い、何に喜び、何に怒り、何が悲しいと感じるかは十人十色です。それは価値観が違うからだよね。それが個性というものだよね。というニュアンスは合点がいくと思います。そうであるなら『価値観の違い=感情を動かすところの違い』ということになります。
どうして感情を動かすところが違うのか考えてみましょう。
先日歌手の安室奈美恵さんがデビュー25周年を迎えた矢先、突然の引退を発表したそうです。私は日経新聞で目にしましたが1秒でスルーしました。しかしアムラー世代の往年のファンの方にとっては、とてもショックな一日になった事が想像されます。
人は興味関心がない、自分にとってどうでもよい事には感情が湧きません。逆に感情が動くという事は、興味関心のある、何か自分の大切にしているものがあるという事です。価値観の違いは、1人1人が大切にしているものの違いだという事です。

みんな勘違いしている!

最近の出来事で、嬉しかった事や腹が立ってイライラした事など感情が動いた出来事を思い出してください。なかったら好きな事か嫌いな事でも良いです。
次にちょっと冷静になって、思い浮かんだ出来事が、なぜ感情を動かしたのか理由を考えてみて下さい。その事の何があなたを嬉しくさせたのでしょうか?あなたをイライラさせた要因は何だと思いますか?心を動かす、好きな事や嫌いな事の理由はなんでしょうか?それはあなたにとってどんな意味がありそうですか?
一般的には人の言動が自分を怒らせたとか、みんなで飲みに行って楽しい、嬉しいことがあった、悲しいことがあったというふうに、出来事が感情を動かす原因だと思われています。
しかし、そこに自分が大切にしているものが無ければ、感情は動かないはずです。感情が動いたという事は、あなたにとってそれはどうでも良いことではありません。なぜ感情を動かしたのか考えて出てきた答えは、あなたが大切にしているものと間違いなく繋がっています。
出来事は単なるきっかけでしかなく、感情を動かす真の原因は、大切にしているもの=自分の価値観という事になります。言い換えると出来事をきっかけとして、価値観が感情を動かすのです。
面白い実験を紹介します。数人と会話する時に、はじめは少し離れたところから観察するように聞いていて下さい。ほとんどの会話は、出来事や事柄についてコミュニケーションが進んでいきます。「映画見に行ったんだー」「何をみたの?」「いつ?」「誰と?」という感じです。
「すごい面白かったー」などの部分は「そうなんだー」と大体スルーされますが、ここであなたの出番です。相手の感情を動かした、その人が大切にしているものにフォーカスして「どうしてそう思ったのか?」「そういう風に感じる要因はなんなのか?」質問します。「カッコイイ」「キレイ」「感動した」など曖昧な場合は、もっと具体的にその人にとってどうだったのか聞いてください。
きっと想像もしないような答えが返ってきて、びっくりしたあなたは「そこ!?」と、突っ込みたくなるかも知れません。「本当はこんな人だったんだー」と相手の価値観が垣間見える瞬間です

感情をコントロールするのだ!

今までお伝えした事を知っていると、出来事に必要以上に固執しなくなります。感情を創っているのが価値観だと理解し、自分の最高の価値観をわかっていると感情をコントロールできるようになるからです。感情に焦点が固定されるのではなく、大切にしているものに向かいます。
逆に言えば、自分の価値観がわかっていないと、出来事にふりまわされ、イライラした感情をなかなかやめる事が出来ません。自然と気が収まるのを待つという事になります。嬉しい時も、結果に必要以上に一喜一憂してしまう事になるのです。
自分の最高の価値観に生きるという事は、自分の大切にしている事を大事に思い、大切にするという事です。それが自分を大切にするという事です。それを実行していく事が、自分らしい人生を送る事になり、自分を幸せにするのです。
個性と同じように一人一人が、それぞれ唯一無二の最高の価値観を持っている事を知ったあなたは、望む相手を大切にする事ができ、その人を幸せにする事もできます。なぜなら相手の最高の価値観を理解する努力に価値を見出せるからです。
人は自分が大切にしている事を、人から大切にされる事で、自分が大切にされていると感じます。ならば自分の最高の価値観を大切にすると幸せになるように、人を幸せにするには、相手の価値観を大切にする事を実行していけば良いのです。ポイントは、事柄ではなく相手の人生を聞く事です。
究極のコツは、相手がどう生まれ、何を経験し、その過程でどんな喜び、悲しみ、苦しみ、愛し愛されてきたのか?そしてこれから未来をどう生きるのか?そう意識を向けると、見えている状況の奥にある「人」そのものが見えて来るはずです。
相手の価値観を理解する努力と同時に、自分の価値観もわかってもらう努力もできる人が増える事が、人類の幸福度を高めると私は信じています。それほど「最高の価値観」とは重要なものなのです。

まとめ

・価値観の違い=感情を動かすところの違い
・感情を動かす真の原因は、大切にしているもの=自分の価値観
・最高の価値観=自分も周りの人も幸せにする事ができるもの
かのアインシュタインが遺したといわれる言葉に、「常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことを言う」とあります。常識という他人の価値観に囚われた人生は、偏見に満ちた人生になってしまうのかも知れません。
一刻も早く自分の最高の価値観を明確にして、自分らしい人生を送るスタートをして下さいね。
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