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2016
12月12日

罪悪感から解放されるために今すぐできる2つのこと

罪悪感から解放されるために今すぐできる2つのこと

こんにちは!
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の松野麻由子です。
日本人は罪悪感を感じる人の割合が多いと言われています。亡くなった親や今育てている子供、あるいは、音信不通になってしまった友人や元彼・元カノなど、もっとこうしてあげたほうが良かったんじゃないか、本当はこうすべきだったんじゃないか、という罪悪感を、誰しも一つや二つ、持っているかと思います。
でも、実は、この罪悪感の正体を突き詰めて考えていくと、本来は感じる必要のないことであることが殆どなんです! 罪悪感から解放されればどんなに楽だろう!と思う方は是非今回ご紹介する方法を試してみてください。

罪悪感の裏に潜む「~べき」を洗い出す

罪悪感を感じるその裏には、必ず「~べき」という信念が隠れています。例えば、親は子供の見本であるべき、父親は家を支える大黒柱であるべき、母親は子どもが小さい頃はなるべく一緒にいるべき、親の言うことは聞くべき、等々。
往々にして、この「~べき」というのは、世間一般の常識と言われていることが多いものや、自分の親が常識だと思っているものに影響されていることが多く、この「~べき」という信念が多ければ多いほど、罪悪感に悩まされることになります。
「~べき」という信念は、普段はそれが当たり前だと思っているので、敢えて意識して考えることはないと思いますが、それを敢えて出してみて、本当に自分が思っていることは真実なのかどうかを一度検証してみてください。
例えば、「親は子供の見本であるべき」という信念があったとして、そもそもどうあれば子どもの見本になるのか、ということ自体も個人によって考え方が違いますし、世の中を見渡すと、親が全く見本になるような親ではなかったからこそ、それを反面教師にして立派な偉業を成し遂げた、という話は以外に多いです。もちろん、立派な親の元に育つに越したことはないかもしれませんが、親が子供の見本であること=子どもにとって良い、という方程式が絶対というわけではありません。
自分が当たり前だと考えていることを一度疑って、そうではないケースも探してみた結果、実は自分が当たり前にすべきと思っていたことが、必ずしもそうではないかもしれない・・と思えてくると、罪悪感も薄れていきます。
元々考えてもみなかったことを考えてみるのは少し大変かもしれませんが、罪悪感が薄れるというだけでなく、世間でも親でもなく、自分はどう考えているのか、に向き合うことができ、自分らしい人生を生きるための第一歩となるという副次効果もあります。

相手に与えたメリットも考えてみる

罪悪感を感じるというのは、誰かに申し訳ない、と思っている状態ということですが、その申し訳ないと思っている相手が、本当に自分が思っているように感じているかどうかを、状況が許すのであれば、直接聞いてみるのも1つの方法ではあります。
特に長年抱えている罪悪感の場合は、時間と伴に自分の中で勝手に話が膨らんでしまっているだけで、相手に当時のことを聞いてみると、そもそも相手は覚えていなかった!なんてことも良くあります。
とは言え、相手に聞くというのはとても勇気がいることでもあるので、相手に聞けないとした場合、自分が申し訳ないと思っていることは、自分の思い込みであるということが良くあるということ、そして、例え自分が思っているような不利益を相手に与えていたとしても、それは相手にとってはデメリットだけではなく、実はそれによって得ているメリットもあるということを、是非、心に留めておいてください。
例えば、先ほどの例で言うと、子どもの見本になれるような親ではない、ということが、実は自分の気づかない点では子どもの見本になっていた、ということもあるでしょうし、例え子どもに「自分の親のようにはなりたくない」と思われていたとして、子どもにとっては寂しさや悔しさなどの感情を体験させてしまうというデメリットもあるかもしれませんが、自立心が早くから芽生えるというメリットもあるかもしれません。
どう考えても、これは相手にデメリットしか与えていない、と思っていても、必ず、メリットとなっている側面があります。これは自分が誰かにされて嫌だったことに対しても同じで、その嫌なことがあったことで得られたメリットというのを見つけられると、誰かに対する怒りや恨みなどから解放されることにも繋がります。

まとめ

罪悪感の正体は、「~べき」という自分自身の思い込みであることが多いので、
1)まずはその「~べき」が本当にそうなのかどうかを疑ってみる、
2)そして、相手に与えたメリットの側面も考えてみる、
ということをお伝えしました。
罪悪感を感じるというのは、とても苦しいことです。自分はダメだな、というメッセージを自分に送りながら日々過ごすことは、自分本来の力を発揮することを妨げる大きな原因になります。
罪悪感の裏側にある自分の持っている信念に目を逸らさず、当たり前だと思ってきたことを一度疑ってみるということを是非試してみてください。
自分が思っている以上に、色んな場面で罪悪感を感じていることが多いので、この罪悪感から解放されると毎日が本当に楽になると思います。
年末の時間が取れる時に、是非一度少し自分の時間を取って、試してみてくださいね。
今年も後3週間。やり残しのないよう充実した一週間をお過ごしください!

投稿者松野 麻由子

「自分が自分であって良い」という自分に根ざした感覚を一緒に探求し、本来の自分がチャレンジしたい人生を生きるためのサポートをするライフコーチ。人生デザインアカデミー協会®認定コーチ、兼「本来の自分を生きる」ための教育を施す北欧教育をベースとしたグローバル教育アドバイザー。

本来の自分を科学的なメソッドで思い出し、本来の自分を生きるためのキャリア設計と家族の良好な関係を構築するサポートをしています。

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