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2016
11月07日

社会人留学を実りあるものにするための3つの心得

社会人留学を実りあるものにするための3つの心得

こんにちは!
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の松野麻由子です。
先月、先々月と、人生の転機となりうる事柄である「転職」と「出産・子育て」について記事を書いてきましたが、今月は「留学」について取り上げてみたいと思います。
私自身は学生時代と、社会人になってからの2回、スウェーデンに留学しました。
留学しよう!と思うきっかけは様々かと思いますが、社会人になってからの留学は、仕事を辞めることと、キャリアが一時途絶えるという点で、学生時代よりも勇気が要ったことを覚えています。
社会人留学の目的としては、キャリアアップのためというものが多いかと思います(社会人生活に疲れて海外に逃避したい!という理由もたまに聞きますが・・)。自分を取り巻く世界が大きく変わり、日本にいる時には経験できないようなことをたくさん経験できる、そんな留学を最大限実りあるものにするための心得を3つにまとめて、本日はお伝えしたいと思います。

1.留学の目的とリンクしたマイルールを作る

社会人留学の場合、何かしらキャリアに関係あることが目的になるかと思いますが、それを達成するために自分自身に課すルールを事前に設定していきます。
例えば語学力アップを第一の目的とした場合には、日本人の友人と会うのは週1回にする、とか、ちょっと極端ですが、日本人の友達は作らない、というような具体的、且つ自分でコントロールできるルールが良いかと思います。
会社では、達成すべき目標やある程度のルールが定められていることが殆どですが、留学の場合、自分で自分をコントロールする術を身に着けなければ、楽しいことや楽なことに流されてしまいがちです。
本当は、会社員として働いていても、会社から課される目標以外にも自分自身で設定する目標があることが望ましいのですが、留学でこの考え方 ~組織の目標とは別に、自分で決めた目標も意識して行動する~ を身に着けることができると、帰国後の働き方もきっといい方向に変わるはずです。

2.予想外の出来事への心の準備をする

住む場所を変えるということは、国内での引っ越しでさえ色々な勝手が変わり、慣れるのにしばらく時間がかかりますが、住む「国」が変わるとなると、どんなことが起きるかはそもそも全く予想がつきません。
私がスウェーデンに留学して困ったことは、電車やバスなど、公共機関の椅子や、トイレの座高が高くて足がつかない・・といったちょっとしたことから、年齢を相手に聞く習慣がないということを知らずに、今までのように何となく相手の年齢を聞いて、変な顔をされたり、ちょっと相手を不機嫌にしてしまうような場面もありました・・^^;
どんなに準備を完璧にしたと思っても、必ず足りないと思う点などが出てきます。
なので、最初から必ず想定外のことは起きるんだという心づもりでいることで、実際にそういう事態が起きた時に、あ、来た来た・・と思って必要以上に慌て過ぎずに対応できるかと思います。

3.自分の中の「日本」を持っていく

私自身の経験で、最初の留学の際に一番困ったことは「日本」について聞かれることでした。
これまで意識して「日本」という国を考えてみたことはあまりなかったため、海外の友人から質問されて、初めて「何でだろう?」と自国の制度や国民性について考えてみるという経験を何度もしました。
実際、海外に出てみるまでは、日本という国を客観的にみることには限界があるかと思いますが、日本のこの分野だけは詳しく話せる、というものを用意しておくと、海外との友人の交流や、学校に通うのであれば、その授業の中でなど、色んな場面で必ず役に立つかと思います。
自国のことを知らないのは結構恥ずかしい思いをすることも多いので、是非自分の得意分野に特化して、聞かれた際に答えられる準備をされることをお勧めします。

まとめ

留学は、自分自身や、自分の生まれた国を客観的に眺め、想定外のことばかり起きる環境に身を置きながらも、自分自身で目標やルールを決めて生活をするという、キャリアアップはもちろん、人間として成長するには持ってこいの選択肢だと思います。
その経験を最大限実りあるものにするためにも、
‐目標達成のためのマイルールの設定
‐予想外の出来事は起きるのだ、という心づもり
‐自分の良く知る「日本」を話せるようにしておく
の3点を意識してみてください。
今月は引き続き「留学」をテーマにお届けしていきます^^
それでは素敵な1週間をお過ごしください!

投稿者松野 麻由子

「自分が自分であって良い」という自分に根ざした感覚を一緒に探求し、本来の自分がチャレンジしたい人生を生きるためのサポートをするライフコーチ。人生デザインアカデミー協会®認定コーチ、兼「本来の自分を生きる」ための教育を施す北欧教育をベースとしたグローバル教育アドバイザー。

本来の自分を科学的なメソッドで思い出し、本来の自分を生きるためのキャリア設計と家族の良好な関係を構築するサポートをしています。

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