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2016
10月10日

子育てと仕事の両立を目指す時に気を付けたいたった1つの事

子育てと仕事の両立を目指す時に気を付けたいたった1つの事

こんにちは!
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の松野麻由子です。
皆さんは、子育てと仕事の両立で悩まれた経験はありますか?
子育ては人生の一大事業と言われるほど、大変で、でもやりがいのある「大仕事」ですが、子育て以外の仕事との両立が必ず課題として挙げられます。
ここでいう「仕事」とは、家の外での仕事と捉えるのが一般的ですが、
家での仕事=家事も1つの仕事ですので、外で働いていない方も、子育てと家事を両立させることを日々実践されていることと思います。
その子育てと仕事を両立させる上で必ず気を付けるべき事があります。
それは・・・
「自分の価値観を明確にする」
です。
子育てには、世間一般、もしくはパートナーや両親などの関係者が持っている、「こうあるべき」というものに振り回されがちです。
例えば、私は今30代半ばですが、母親の世代では、少なくとも3歳までは母親が面倒を見るべきだ、という考え方をする方が多く、0歳から保育園に預ける現代の母親について眉をしかめる人も多いです。
子どもができたら外での仕事を辞めてほしい、と考えるパートナーもいます。
世間一般では、「イクメン」という言葉ができてしまうくらい、母親が子供の面倒をみるということが大前提です。
このような外部の「こうあるべき」に知らず知らずのうちに影響されて、自分の価値観には沿わない行動をしている可能性があります。もしくは、自分の価値観に沿ってはいるものの、罪悪感を抱えている、というケースもあるかもしれません。
子育てと仕事の両立=罪悪感に悩まされず、自分が心地よく楽しくいられる状態を保つこと
と定義すると、この「自分の価値観を明確にする」ということが、自分が心地よく楽しくいられる状態を保つために非常に重要なポイントになります。
世間や周りの人が考えるこうあるべき、ではなく、自分自身はどうなりたいのか?どうしたいのか?何を大切にしたいのか?
これらを明らかにするために、自分に問いかける3つの質問をご紹介します。

1.現在少しでも罪悪感を感じている事柄は何か?そしてなぜそう感じるのか?

罪悪感を感じるのは、どこかで「こうあるべき」という考えに縛られていて、自分がそうできていないと感じている時です。
私の身近な例では、専業主婦で外で仕事をしていない方が、「最近はみんな外で働いているのに、私はそれができていない。社会に貢献できていない」と罪悪感を感じている方がいる一方で、外で働いている方が、「母親として子どもにもっと時間を使ってあげるべきだけど、仕事が忙しくて自分にはそれができていない」と感じている方もいます。
この例からも分かるように、外側には正しい答えなどありません。
ここでポイントとなるのは、「~すべき」と思っているのはなぜか?本当にそうなのか?を掘り下げて考えてみることです。
そして、「~すべき」ではなく、「~したい」と思うことは何なのかを考えてみてください。
先ほどの例で言うと、外で働くこと=社会貢献と捉えていますが、本当にそうなのか?自分自身はそもそも外で働きたい、と思っているのか?
また、子どもに時間を使ってあげる=母親の務めというのは、本当にそうなのか?自分自身はもっと子どものために時間を使いたい、と思っているのか?
という具合に確認していきます。
その結果として、今の自分が本当に自分が望んでいる状態なのかもしれないですし、本当に望んでいることとは違うかもしれません。どちらにしても、「~すべき」ではなく、「~したい」という自分の価値観に現状が合っていると納得できれば、罪悪感というものは生まれないはずです。
「~すべき」と考えていることは気付かぬうちに自分の中では当たり前になっているので、本当にそうなのか?と問い直すこと自体あまり経験のないことだと思いますが、これが当たり前ではなくなると、ものすごく自分の選択できる可能性が広がったりします。

2.何のために今の仕事をしているのか?

外での仕事にしろ、家事にしろ、何のためにその仕事をしているのか、を自分に問いかけてみてください。
お金を稼ぐため、家族のため、自分自身の成長のため、など様々な答えが出てくるかと思います。
その答えが出てきたら、更にそれを掘り下げて、何のためにお金を稼ぐのか?それ以外にその目的を果たす手段はないのか?など、今の自分の行動の目的を掘り下げていくと、自分が何を大切に思っているのかが見えてきて、もし現状が心地よい状態でない場合は、自分の価値観を満たすための代替手段が見つかるかもしれません。

3.今の仕事のどこに楽しさを感じるか?

自分の価値観を考えたことがない方でも、現状の行動のどこかには、何かしらの形で自分の価値観が反映されています。楽しい!と感じる部分を振り返ってみると、自分がどういうことに価値を置いているのかがわかるかもしれません。
例えば、同僚と会話をすること、料理をしている時、通勤途中の読書の時間、提案資料を作っている時、数字を眺めている時、などなど。
もし家庭の事情で外で働かざるを得ないような場合も、自分の楽しいと感じる部分を認識し、追及していくことで、今の仕事の見え方や捉え方が変わり、毎日の心の充実度が増して、子育てにもいい影響があるはずです。

まとめ

子育て・家事・外での仕事と、どういうバランスが自分が一番心地よく楽しくいることができるのかを考え、納得した上で毎日を過ごすことが、その形が世間や周りから見てどうであれ、最終的には子どもや家族と良い関係を構築できるポイントだと思います。
他の誰でもなく、「自分が」心地よくいられることが重要です。
ついつい知らぬ間に、「こうあるべき」に囚われてしまっていることが多いので、是非一度、「こうしたい」は何なのかを考えてみる時間を作ってみることをお勧めします。
それでは今週も、素敵な1週間をお過ごしください!
1つでも、「~したい」に沿った行動ができますように・・^^

投稿者松野 麻由子

「自分が自分であって良い」という自分に根ざした感覚を一緒に探求し、本来の自分がチャレンジしたい人生を生きるためのサポートをするライフコーチ。人生デザインアカデミー協会®認定コーチ、兼「本来の自分を生きる」ための教育を施す北欧教育をベースとしたグローバル教育アドバイザー。

本来の自分を科学的なメソッドで思い出し、本来の自分を生きるためのキャリア設計と家族の良好な関係を構築するサポートをしています。

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