年金制度破綻のウソ!

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こんにちは。(株)ミッション・ミッケ人生デザイン研究所、所長の高衣紗彩です。

「年金が危ない」「崩壊する」と言われて久しいですが、年金制度は本当に崩壊するのでしょうか。今日は、年金の将来について、考察してみたいと思います。

年金制度は破綻するか

結論から先に言うと、年金制度は、破綻しません。少子高齢化が進み、労働者一人当たりの負担が増えるのは、その通りです。もしかしたら、支給年齢を引き上げられたり、支給額を減額されたり、ということはあるかもしれません。

ですが、崩壊は、言い過ぎです。なぜなら、労働者はいなくならないからです。例えば、昨年末になされた「国民年金の未納率が40%」という報道、これを見て、絶望感を抱いた方もいるかもしれません。

4割? 国民の約半分近くが払っていない?? それなら、破綻も現実味を帯びてきそうです。ですが、国民の約半分近くが年金を払っていない、と理解するのは、間違っています。

1次情報にあたって確認してみる

厚生労働省年金局が昨年末に発表した、平成25年の「厚生年金保険・国民年金事業の概況」を見てみましょう。同局は、その中で、確かに、25年度の納付率は61%、と発表しています。ですが、中身をよく見てみると、4割が未納、というのは正しい理解ではないことがわかります。

順番に見ていきましょう。国民年金の加入者は6718万人(平成25年)です。そして、このうち、約73%が「2号」と呼ばれる「会社員・公務員」か、「3号」と呼ばれる、2号の扶養家族で、残りの27%が、「1号」と呼ばれる、「自営業・学生・無職」の人たちです。

2号の人たちは、お給料から天引きされているため、その納付率は98%と、未納はほぼありませんということは、当局が出した納付率61%という数字は、ほぼ1号の人たちの納付率、ということができます。

1号の人は、27%に当たる1813万人。このうちの4割、つまり725万人が未納ということになります。これは、全体の10.8%です。しかも、災害や低所得などで免除・猶予されている人たちの分は、税金から払われているため、実際の未納者は、もっと少なくなります。この全額免除者は、未納者の34%

つまり、実際に本当に未納となっているのは、478万人。これは、全体の約7%に当たります。

未納率は、4割ではなく、全体の7%です。

メディアの伝える情報をそのまま信じない

メディアは、その辺をしっかりと分析しておらず、詳細を見ずに「4割が未納」と言ったタイトルを付けて報道するため、数字が一人歩きしてしまいます。分析は彼らの仕事ではないので、それは責められるものではありません。ネガティブで衝撃的なタイトルの方が売れるので、その条件に合った数値が出てくれば、早速大見出しで使います。

そして、こう言った報道を見て、それを使ってあおる人たちも出てきます。

私たちは、未知のもの、よくわからないもの、データなどの背景知識がないもの、には、根拠のない恐れが生じ、真実を見失い、感情移入しやすくなります。

この恐れのバイアスを利用するのが、リスクに関連する業界です。健康や若さを失う恐怖を煽る美容業界、薬品業界、サプリ業界、などです。金融業界も、その中の一つです。

4割が未納。この数字を見て、「使える!」と思った、メディア、金融商品を扱う業者は少なくないはずです。それを使って、高いリターンを得られると言って、金融商品や投資メソッドを売りにきます。これも、彼らは責められるものではありません。出されている数字をビジネスに利用したに過ぎません。

私たちは、それをわかって、自分で対処する必要があります。

恐れを持っていると、騙される

恐れを持っていると、騙されます。騙されるまで行かずとも、焦って、冷静な判断ができなくなり、自分のリスク許容度に合っていないものを買ってしまったりします。

そもそも、自分の「リスク許容度」を知っている人自体、ほとんどいないので、「年金破綻するよ + リターン高い商品/投資メソッドあるよ」のロジックで、 知識のない人たちに売りつけるのは、彼らにとっては、お茶の子さいさい、です。

貯蓄や投資をする際には(資産形成に限らず全てにおいてそうですが)、恐れからではなく、将来の自分のより豊かな人生のため、自分の価値観に合った生き方をして幸せな人生を創造するため、自分をより活かすため、というところからスタートしましょう。

経済的自立をし、ある程度資産を持てば、報酬を気にすることなく、自分を最大限に活かす職業を選択することができます。自分を最大限に活かす職業につけば、それは自分の強みや才能が最大限に活かされているわけですから、当然自分も楽しく、気もちもこもり、クオリティの高い仕事ができます。結果がついてきて、報酬は自ずと上がります。

そこを目指して、資産形成戦略を立てると、恐れから立てた時と比べて、蓄積のスピードが変わってきます。そして、何より、戦略を実行することが、自分を活かす未来に繋がるわけですから、自分が楽しいですね。恐れから、買いたいものを我慢をして、

何かビジョンを実現するための成功法則の一つは、プロセスを楽しくする ー自分の価値観に合ったプロセスを組むー。これがポイントです。

まとめ

資産形成の戦略を立てる時、「動機」が、恐れではなく(自分を活かそうと言う自分へ愛=とどのつまりは他者への愛)から、焦りではなく満たされた気持ちから、出ていることを確認しましょう。

そして、衝撃的な情報に出会ったら、納得する前に、自分で一次情報にあたって検証する習慣をつけましょう。その精度、感度を上げるために、知識=金融リテラシーを、しっかりつけることも、忘れずに。

成功する資産形成に必要な土台の一つは、自己の人生、自己の価値観を尊重する気持ち、自己愛、です。

経済学を学ぶ目的は、

”経済問題に対する

出来合いの対処法を得るため”

ではなく、

”そのようなものを受け売りして

経済を語る者にだまされないため”

である。

— Joan Robinson, 経済学者

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