分かってくれない上司との効果的なコミュニケーション

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2018年2月12日

こんにちは!ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の澤田りよです。

「こんなに頑張っているのに、上司はなぜ分かってくれないのか?」という不満を、ほとんどの会社員の方は一度は抱いたことがあるのではないでしょうか。もちろん、自分の意図が部下に伝わらずに悩んでいるという、逆のパターンもあるでしょう。相手に誠心誠意伝えているのに、なぜ自分の頑張りや意志が、上手く相手に伝わらないのでしょうか?

今回は、部下から見た上司との効果的なコミュニケーションの取り方、自分のことを分かってくれない上司への不満の解消法についてお伝えします。

コミュニケーションは取れていますか?

ビジネスにおいて、自分の気持ちを察して欲しいと思うのは危険です。職場には世代が違う様々な年齢の方が一緒に働いています。世代毎はもちろんのこと、個々人によっても常識は大なり小なり異なります。

「日本人の常識は世界の非常識」という表現がありますが、職場では「自分の常識は他の人の非常識」くらいの心構えで、コミュニケーションを取るのが良いです。この前提があれば、
気持ちを察して欲しいという考えが、相手から見たらいかに的外れで、「わかってくれて当然」という自分の甘えから来ていることがわかります。

この前提に立ち、相手に自分の思いをわかってもらおうと思ったら、言葉でしっかり自分の思いや意志を伝えることが必要です。

「なぜ分かってくれないのか?」と上司に不満を抱いているあなたへ

言葉でも伝えているよ! 言葉でもコミュニケーションを取っているのに、上司は否定ばかりして、自分のことを理解してくれない。そういう場合ももちろんあるでしょう。

それには、3つの原因が考えられます。

1)どんな価値を提供できるのかが伝わっていない

ビジネスは、価値と価値の交換で成り立っています。相手(お客様)は、ある商品やサービスに〇〇円の価値を感じるため、納得してその対価を支払います。

会社も同様で、雇い主はあなたが提供する価値に給与を支払い、上司はあなたが提供できる価値に合った仕事を任せています。

よって、自分が正当に評価されていない、自分のことを分かってくれない、という不満がある場合は、どのような価値を提供してきたのかを伝えます。その際、具体的な事例(ファクト)と数字で伝えられるとベストです。

D.カーネギーの著書『人を動かす』の中で、人を動かす秘訣をこのように述べています。

人を動かす秘訣は、まちがいなく、ひとつしかないのである。すなわち、みずから動きたくなる気落ちを起こさせること―これが秘訣だ。
かさねていうが、これ以外に秘訣はない

あなたが提供している価値、提供できる価値がきちんと伝わると、上司もそれをもっと活用しようと自然と動くはずです。期待通りでない、分かってくれないと嘆く前に、職場において自分が提供している価値を論理的に示すことが必要です。

2)どんな価値を提供できるのかが分からない

自分がどんな価値を提供しているのかが分からない場合は、いま担当している業務で期待を超える成果を出すことを目標にして下さい。与えられた仕事をただ遂行するのは当たり前で、期待を超えた結果を出すことで、自分が提供できる価値は上司が思っているより高いということを示すことができます。

期待できる価値としての例を上げると、1週間後が期日のレポートを期日の数日前に提出したり、予算を超える売り上げを達成したり、頼まれたことに一つ「これも必要かな」と思うことを付け加えて行ったり、その方法はたくさんあります。

3)どんな価値を提供できるのかを相手に伝わる言葉で話していない

先に、自分の常識は相手の非常識ということをお伝えしましたが、それが前提にあれば、「自分が理解できる言葉で話しても相手は理解できない」ということがわかります。

上司には上司の常識があり、上司の世界があります。その人が普段使っている言葉を観察するなどして、上司の世界の人になって話をすると、俄然伝わりやすくなります。

では、どうすれば良いのか?

上司の世界の人になる、ということを、もう少し具体的に説明しましょう。上司の世界の人になるためには、その人が何を大切に思っていて、何に価値を感じる人かを理解する必要があります。それが上司の価値観です。上司の価値観を、普段の言動から推測し、普段上司が使っている言葉や言い回しをメモしておき、それらを使って話をします。

一つでも、あなたの言うことに同感してもらえると、その後のあなたの主張にも同感してもらいやすくなります。

また、相手の価値観を理解する前に、自分の最高の価値観を明確にすることが必ず必要です。例えば、上記2で、「期待を超える価値を提供する」ことをお伝えしましたが、自分の最高の価値観に合った行動をすると、それが最も簡単にできてしまうのです。

私たちは、自分の最高の価値観に合ったことをしているとき、高い注意力や集中力、持続力が発揮され、内からのインスピレーションがかき立てられ、自然と相手の期待を超える高いパフォーマンスが発揮されるからです。

一方、自分の最高の価値観に合わないことをしている時には、高い注意力や集中力、持続力に欠け、外からのモチベーション~しなければならないという動機付け〜が必要となり、強制的に行動を促されるため思うような成果をもたらしてくれません。これは、脳科学的にも説明できることです。

そして、自分の最高の価値観が理解できると、それとの対比から、上司の価値観もより理解できるようになり、より伝わるコミュニケーションが可能になります。

どんな価値を提供できるのか分からない人は、ぜひ自分の価値観が何かを明確にしてください。価値観を明確にする方法が分からない方は、期間限定で開催中の『1日入門講座』も活用して下さい。

まとめ

今回は部下から見た上司とのコミュニケーション、自分のことを分かってくれない上司への不満の解消法についてお伝えしました。

上司が分かってくれない、察してくれないという不満を抱いている場合は、その甘い考えを捨てて、ビジネスとして対応しましょう。ビジネスにおいて、「察して欲しい」というのは甘えです。価値観をベースとした言葉で気持ちを伝えるコミュニケーション術を身につけ、自分から積極的にコミュニケーションを取りましょう。

不満の内容が、自分の頑張りが正当に評価されていないというものであれば、自分がどれほどの価値を提供しているのか、事例と数字で合理的に示す。そして、さらに価値を高めるために、自分の最高の価値観を明確にし、それを満たすところで価値を提供することを心掛けてみて下さい。

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