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2016
11月21日

社会人留学は再就職・転職に有利?不利?

社会人留学は再就職・転職に有利?不利?

こんにちは!
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所 研究員の松野麻由子です。
社会人留学というと、MBA取得、語学習得、ワーキングホリデーなど、目的は様々かと思いますが、キャリアにブランクが空くという意味で、再就職や転職に不利になるケースはゼロではありません。
そのことを不安に思ってなかなか留学に踏み切れない方も多いのではないでしょうか?
私自身は実は、社会人留学は再就職や転職に有利にしかならないと考えていたのですが、社会人留学から帰国後に再就職活動をする中で、あまり良い評価をされないケースも目の当たりにし、社会人留学の経験を有利なものにするためには、現地で達成したことを、志望するキャリアといかに関連づけて伝えられるかがとても重要だな、ということを実感しました。
社会人留学を検討している方も、既に経験した方も、社会人留学での経験を、再就職や転職時になるべく有利なものにしたいですよね?
そこで今回は、私自身が再就職や転職時に伝えて効果的だった、社会人留学の経験についてお伝えしていきたいと思います。

1.一般的な方法以外に自分なりにチャレンジしたこと

例えば、留学の目的が語学習得だった場合、現地の語学学校へ通うというのは一般的に思いつく方法だと思います。そこに通って、これくらいの語学力を身に着けました、というだけだと、特に印象に残らないストーリーになってしまい、「語学力という結果」として見てもらえるだけで、その手段が留学であったかどうかはあまり重要視されません。
ここに、留学でなければ経験できなかったような、自分なりにチャレンジできたことも伝えられると、語学力以外の点で評価をしてもらうことが可能です。
私の場合、社会人留学の目的は、現地の大使館で働くための現地語(スウェーデン語)を身に着けるためだったのですが、語学学校に通う以外にも、現地の日本語クラスをいくつかあたり、スウェーデン語で日本語を教える機会を自分からオファーしたり、移民のために用意された特別な語学学校に出向いて、授業を受ける可能性を探ったりしました。
結果としてうまくいったものもいかなかったものもありましたが、できる限りのチャンレンジをしたおかげで、語学習得も思った以上に早かったですし、何より決まったルート以外のことにもチャレンジする勇気がつきました。
転職時にこのストーリーを伝えたことで、発想力や行動力を評価してもらうことに繋がった一例です。

2.本来の目的+αで達成したこと

私の場合、現地の語学習得が第一の目的でしたが、もう1つ、学生時代の交換留学の時にあまり達成できなかった、現地の人とのネットワーク作りが第二の目的でした。
学生時代の留学では、どうしても同じ境遇の留学生同士で仲良くなることが多く、気づけば現地のスウェーデン人とはあまり多く知り合えていなかったことが後悔として残っていました。
そこで社会人留学では、なるべく現地の人と交流を持てるような工夫を自分なりにするために、元々いた現地の友人を手掛かりに、いくつかホームパーティーを企画してみたり、現地のソーシャルネットワーク(Facebookのスウェーデン版のようなもの)に登録して知り合いを作ってみたり、区役所のようなところに行って、地域のイベント情報を仕入れ、参加してみたりしました。
結果として、語学学校の友人以外にも、様々な人と知り合うことが出来、学生時代の留学よりもずっと充実したものになりました。
この経験についても、やはり発想力や行動力、人とのコミュニケーション力という点で評価してもらうことに繋がりました。

3.少しでもビジネスに関連した経験

学生時代の留学と、社会人留学との大きな違いは、やはり働いた経験があるかどうかが大きいかと思います。
学生時代の留学では、学ぶことに特化することで十分ですが、社会人留学の場合は、何か少しでも働いた経験が活かせたような経験があると良い印象が残るかと思います。
私の場合は、翻訳会社で働いた経験がありましたので、現地の小さな翻訳会社とコンタクトを取り、スウェーデン語から日本語への翻訳を少し担当させてもらった経験がありました。
(もちろん、スウェーデン語自体まだまだ勉強中だったので、通常の倍以上時間がかかり、もらえるお金も本当に少しだけでしたが・・^^;)
この経験があると、仕事から離れていた期間を敬遠する会社側の気持ちを和らげることに繋がります。

まとめ

社会人留学の経験を有利なものにするためには、留学期間を、キャリアの空白期間ではなく、これから働こうとしている環境に役立つ力を身に着けた期間だと捉えてもらえるような話ができるかどうかがポイントでした。
-自分なりに工夫してチャレンジしたこと
-本来の目的での達成はもちろんですが、さらに+αで達成したこと
-少しでもビジネスに関連して経験したこと
この3つを、希望する職種や会社の環境に合わせて伝えることができると、社会人留学の経験は、きっと有利に働くことになるかと思います。
既に社会人留学経験のある方は、経験したことの棚卸が必要になるかもしれませんが、きっと見つかるはずですので、是非自分なりのストーリーを作ってみてください。
これから社会人留学を検討している方は、この3つのポイントを意識して、留学計画を立ててみてください。
すっかり寒くなってきましたので、どうぞ今週は暖かくして1週間をお過ごしください^^

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    投稿者松野 麻由子

    「自分が自分であって良い」という自分に根ざした感覚を一緒に探求し、本来の自分がチャレンジしたい人生を生きるためのサポートをするライフコーチ。人生デザインアカデミー協会®認定コーチ、兼「本来の自分を生きる」ための教育を施す北欧教育をベースとしたグローバル教育アドバイザー。

    本来の自分を科学的なメソッドで思い出し、本来の自分を生きるためのキャリア設計と家族の良好な関係を構築するサポートをしています。

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