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2018
04月23日

価値観の探求:『最高の価値観を見つめ直す』とは?

価値観の探求:『最高の価値観を見つめ直す』とは?

2018年4月23日

こんにちは!
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所、研究員の石部です。
今年は3月後半からぐっと気温が上がり、お天気の良い日が続いたので、あっという間に桜が散ってしまいましたね。でもその分、力強い若葉の緑にパワーを貰っています。新緑の美しいGWも、もうすぐです。
今日は、『最高の価値観に生きる』をいつも心の真ん中に、価値観の探求を続けていく中で、気付いた点をシェアします。
しばらく間があいてしまいましたが、前回記事を見逃した方はこちらをどうぞ。
http://missionmikke.com/detail/isb036/

◎『べき』は手放す

価値観は、ほとんどの場合、両親や周囲の大人たちなど、身の回りの大人たちから、知らず知らずのうちに影響を受けながら、自分自身の中で構築されていきます。
価値観のワークに出てくる、自分の最高の価値観をあぶり出すための質問に対する答えの中にも、『他人の価値観』が紛れ込んでいる場合があります。
例えば、『整頓する』という価値観があったとします。いつも心のどこかに「片付いていない」という気持ちが引っ掛かっていて、整頓することに日々長い時間を費やしており、優先順位の高い価値観として、抽出されました。
この場合、自分自身が、整頓すること、片付いていること、に『高い価値』を感じて、嬉々としてやってしまうというのであれば、良いです。
ですが、片付け『ねばならない』と思ってそれに時間を費やしている場合、それは自分の本当の価値観ではありません。
人間行動学的には「ねばならない」と思っているものには、人間は長い時間を費やすことができず、つい「自分にとって価値が高いこと」に時間をかけることになります。なので、価値観のワークの回答として、「ねばならない」と思っていることは、抽出されないはずなのです。
ですが、日本人の私たちの中には、「ねばならない」と自分に強いていることでも、長い時間できる人がいます。私たちの最高の価値観は、無意識に「気づくとしてしまっている」行動に現れています。「ねばならない」という強迫観念から行なっている行動は、気づくとしてしまっているものではなく、自分に意識して強いているものなので、自分の本当の価値観ではありません。
その場合、これは誰にどのように植えつけられた価値観だろうか?と考えてみてください。その人が特定できたら、それは、その人の価値観で、あなたの価値観から出た行動ではありません。
『べき』『ねばならない』で表現されるものは、人生のどこかで取り込んでしまった他人の価値観と思って、ほぼ間違いありません。
長い時間を掛けて、他人の価値観から影響を受けて習慣化されたことが、価値観のワークの回答として出てきたことで『自分の価値観』と思ってしまうと、(本当はそうではないのに)自分はそれに『高い価値』を感じているという思い込みが形成され、苦しく感じるようになります。
そして『べき』と思っていることは、他人がその『べき』を実行していないとカチンときます。
自分自身の本当の価値観であれば、他人がそのように行動をしていなくても、「他人は関係ない」と思えます。
しかし、自分自身が『べき』と思っているものに関しては、そのように他人が行動していないと、引っ掛かってしまいます。自分自身もそれを強要されていることなので、他人にも無意識に強要してしまうことになるのです。
こう言った知識も、出てきた回答が本当に自分の真の価値観なのかを見極めるための検証に使うことができます。
誰か他人の価値観であるとわかったら、『手放せないか?』を考えてみてください。

◎ 価値観は『動詞』で考える

価値観の深掘りでは、『動詞』で考えることを推奨しています。これは、『動詞』で表現することで、より具体的な価値観を特定することが出来るからです。
価値観というと、『仕事』とか『家族』とか、趣味の『○○』とか、最初は名詞で思い浮かぶことが多いと思います。
それらは、人生を形作る「領域」のことであり、価値観ではありません。
価値観のワークをする中で、「仕事」という答えが多く出てきたら、仕事のどの要素にもっとも価値を感じるのか?と考えてみます。このときに、『動詞』で表現することを意識します。
仕事の中の『つくる』ことに価値を見出す場合もあれば、『教える』ことに価値を見出す場合もあります。
『わかる』ために時間をかける人も居れば、『生み出す』ために時間をかける人も居ます。
仕事に限らず趣味などの面でも同じことが言えます。『鉄道マニア』一つとっても、『乗り鉄』『撮り鉄』など、それぞれの行動を表す『動詞』によって、様々な面があきらかになります。
「領域」は決まるのだけれど、今ひとつ具体的にならないなあ、と言う場合は、『動詞で表現する』ことにトライしてみてください。

◎ 実際に『行動』しているかを観る

あなたの最高の価値観は、日々無意識にしている行動や考えの中に隠れています。
冒頭に『価値観の探求』と書きましたが、どこか遠くを探すものではありません。むしろ、自分の中を見ていくのです。必ず見つかるものですが、それらの行動や考えは、何しろ「無意識」にしていることなので、稀に意識化するために時間が必要なこともあります。
その場合は、自分に質問を投げたままで、少し時間を置いてみましょう。その間に、脳は考え続けたり、客観的にリアルタイムで自分の行動を見つめようとするので、無意識の行動をとっている最中に、あ、自分これに時間を使っている、あ、こんなこと考えている、と気づく瞬間が出てきます。
『動詞』で表された価値観は、そのまま『行動』に繋がります。『最高の価値観』を満たすものは、ついつい行動してしまうものです。
例えば、人と『集う』ことが価値観であれば、気付けば『人が集まるようなこと』をやっています。
『わかる』ことが価値観であれば、誰に言われることなく、『わからないことをわかるように』行動しますし、相手にも『わかる』ように『伝え方』や『伝える準備』に力が入ります。
『つくる』に価値観がある人は、きっとひたすらに『つくって』いることでしょう。
あなたの最高の価値観は、頭の中で考えていることではなく、言葉にしているものでもなく、すでにあなたの『行動』に表れているものなのです。
そして、私たちは、最高の価値観を言葉にします。言葉は、頭で考えて表現するため、時に偽りの価値観を肯定します。
ですが、私たちが無意識に行なっている行動は、嘘をつかないのです。
例えば、「家族とのつながりを深める」が価値観だと認識している人で、実際には平日のほとんどを仕事に費やしている場合、家族とのつながりを深める、という価値観は、あなたの本当の価値観ではありません。
あなたの中で、それが価値観で「あるべき」もの、価値観で「あってほしいもの」であるため、深く内観せずに認識している価値観は、偽りの価値観であることが多いのです。
この価値観のワークは、無意識に行なっている行動を分析して、行動に現れている真の価値観を教えてくれるワークです。すでに他の方法で自分の価値観わかっているよという方も、一度もこの「価値観のワーク」をやられたことがない方は、ぜひ一度行なってみることをオススメします。

◎まとめ

今回は、前回に引き続き、『価値観の探求』をテーマにお伝えしました。
◎ 『べき』は手放す
◎ 価値観は『動詞』で考える
◎ 実際に『行動』しているかを観る
これらは、価値観のワークを行うための解説動画で、高衣が解説しているものです。ですが、やっているうちに、ポイントがわからなくなるということも出てくると思います。
そんなときは、この3つの視点で、自分自身の価値観を見直してみてくださいね。
では、今週も素敵な一週間をお過ごしください!

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