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2017
05月14日

『自分を否定された』と感じた時に平常心を保つための2つの質問

『自分を否定された』と感じた時に平常心を保つための2つの質問

こんにちは!
ミッション・ミッケ人生デザイン研究所、研究員の石部です。
突然ですが、最近何かに『勝ちたい』とか『合格したい』といった強い気持ちを持って取り組んだことがありますか?
子どもの頃で言えば、例えば、部活の練習試合。
今回は絶対にレギュラーの背番号もらうぞ!と思って必死で練習してきたけど、前日に配られたユニフォームには、背番号が無かった。
例えば、受験。
絶対に、この試験をものにして、憧れの○○大学生になるぞ!と思って頑張って来たけれど、あと一歩届かず。
こんな時、ズドーンと重い気持ちになりますよね。過去にそんなズドーンと重い気持ちになった経験を持っている、という方も少なからずいらっしゃるかもしれません。
もしかしたら、そのこと自体に『自分自身を否定された』と感じられる方も、いらっしゃるかもしれません。
こんな時、すぐに取り組んでいただきたいワークがあります。

◎マイナスの出来事のメリットを見つける

ズドーンと重い気持ちになるような、マイナスの出来事です。もう、振り返りたくも無い、というのが本当の気持ちかも知れません。
その時に、こんな質問をしてみてください。
その『マイナスの出来事』が起きたことで『享受できるメリット』は何ですか?
紙に書き出してみてください。書き出すという作業をする中で気づきが生まれることが多いですし、書き出した結果を客観的に観察することで、冷静に受け止めやすくなるからです。
ここで肝心なことは、マイナスな出来事から得た教訓等が答えになるのではないということです。起きた出来事があなたに直接的にもたらしたメリットを書きます。
例えば、腕を折って入院した。ついていない! 腕を折ったおかげで、あれもできない、これもできない、不便だ、運動もできない, etc.  これらは、マイナスが起こったことで見えているデメリットです。
では、腕を折ったことで受けたメリットは何でしょうか。右腕を折って使えなかった期間、左腕だけで生活をしていた。右腕が完治したら、両方の腕が使えるようになった。これは、直接的なメリットです。
最初のうちは、全く思いつかないかもしれません。心がショックを受けているのですから、とてもじゃないけど、『メリット』なんて無いよ!見つからないよ!という気持ちになります。
でも、すこし冷静に、少し高所から客観的に観察してみると、『マイナスの出来事』が起きたことで『享受できるメリット』が実際に存在していることがわかります。そして、自分ではそれが見えていなかったことも。
一つ見つかれば、その要領で探していけば良いので、10個はすぐに出てきます。どんなに自分がメリットを見えていなかったかがわかって、唖然とするでしょう。

◎プラスの出来事のデメリットを見つける

次に、以下の質問をします。
望んでいた(けど今回得られなかった)プラスの出来事がもし起こっていたとしたら、受けたであろう『デメリット』は何でしょうか?
自分自身が熱望していたことが実現したとしたら、こんないいことがあっただろう、あんな素敵なこともあっただろう、とメリットは見えています。が、実現したら受けていたであろう『デメリット』を探してみます。「そんなのあるはず無いよ!」「実現したらメリットしかあり得ない!」という思う方が殆どでしょう。
ですが、期待していた「出来事」がもたらすデメリットは、必ず存在しているので、探せば必ず見つかるものなのです。気安めを言っている訳ではありません。
真実として、『デメリット』があった、ということが見えてきます。
こちらも、紙に書き出してみてください。

◎どちらにも真実があると知る

自分自身にとって、ズドーンと重い気持ちになる出来事です。普通の状態では、『デメリット』としてしか、受け止められないかもしれません。
でも、真実は、『メリットもデメリットもある』ということなのです。そして、この2つから、次のことがわかります。
1) そこまで悪いことばかりでは無かった
2) そこまで良いことばかりでは無かった
一つの出来事には、常にプラスとマイナスの両方の側面があります。
そのことを、『真実』として知っていれば、一つ一つの『プラスの出来事』に浮かれたり『マイナスの出来事』にズドーンと重い気持ちになったり、しても『中庸(平常心)』に戻ることができます。
どちらかに偏った状態では、人は実力を発揮できません。『中庸(平常心)』の状態であれば、その人本来の力を発揮することができるのです。

◎まとめ

今日は、あるマイナスの出来事が起きたときに、『メリットとデメリットの両方を知る』効用について書いてみました。
この学びは、日々の様々な出来事に適用できる、とても有用な物事の捉え方です。
マイナスな出来事で、ズドーンと重い気持ちになったとしても、それは一面であり、別の面ではそれにより享受できたメリットがある、と気付くことができる。
これは、とても大きな気付きだと思いませんか?
更に、実はこの「ズドーン」ときたり「カチーン」と来たりする、感情のブレというのは、新しい自分を発見するきっかけにもなるんです。
これについては、別記事で書いていますので、よろしければ読んでみてくださいね。
http://missionmikke.com/detail/isb027/
では、今週も素敵な一週間をお過ごしください!

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