ゆとり世代vs中間管理職vol.4前編「もうちょっと自分で考えて行動してよ…」

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こんにちは。ミッション・ミッケ人生デザイン研究所、研究員の井上翔太です。

過去3回にわたってお話ししてきた、ゆとり世代・さとり世代との付き合い方ですが、今日は以前あった私の実体験を通じて「もっと自ら考えて行動できるようになってほしい」と思った時の対処方法について伝えしたいと思います。

ゆとり世代・さとり世代は言われたことはやる。でもその次が。。。

ゆとり世代・さとり世代の社員は言われたことはキチンと丁寧にやります。でも、次の展開を読む想像力が弱い傾向にあるため、先を見据え周りを巻き込むような仕事で上手くいかず苦労したことは無いでしょうか?「いや、そこは考えたらわかるでしょ。。。」と。

その点について、以前あった私の実体験を通じてお話ししますね。

とあるプロジェクトが進行中で、1か月後にクライアントとの重要な会議を控えていた時のことです。そのプロジェクトは品質や納期といった面でも困難が多いプロジェクトでしたが、何よりステークホルダー(利害関係者)が非常に多いのが最大の特徴で、その会議も複数企業総勢80名が参加する大規模なものでした。打ち合わせの目的は、製品仕様の決定と、コスト(値段)の合意を得ること。80人相手に!

管理職の私は、その会議の全体のコントロールをするのが役割で、実際の説明や、会議資料の作成、議事の運び方などの実務は各メンバーに任せていました。しかし、難易度がかなり高いことは自明だったので、ターゲットを絞った資料になっているか、先方の予算はどれくらいと見立てているのか、大規模会議の議事はどうやって進行するつもりなのか、事前の調整は必要ないのか、等々気になって仕方が無い状況でした。

しかし、各メンバーは私の不安はどこ吹く風、黙々と製品説明資料の作成を行っていました。「作業進捗は問題ありません」と。

ゆとり世代・さとり世代が想像力をつけるためには…

ステークホルダー間の関係性、作成している資料内容、そして80名に対して合意を得るという会議スケールの大きさから判断すると、「このままだと、議論が発散して合意を得られず、会議が失敗してしまう」と私は悩んでいました。

しかし、私が大事にしている部下の指導方針に「チームメンバーには直接指示しない。自ら考えて、気づいてもらう。」というものがあるため、直接アレコレ指示を出すのは控えて、この状況と対策を彼ら自身で考えて気づいてもらおうと考えていました。

そうは言っても、じゃあどうするのか?
かなり悩みましたが、ふと、ある方法を思いつきました。

巷で知られているフレームワークを使った議論をする

「5W1H」という、よく知られている考え方のフレームワークを使った議論です。それにより、チームメンバーに考えさせる場を作りました


私:「今回の会議はが来る?(WHO)」→「各社管理者と現場担当者です」→私:「製品仕様の決定権はどっちにある?彼らが知りたい情報は過不足なく資料に入っているかな?」

私:「今回の会議の目的はかな?(WHAT)」→「製品仕様の決定と、費用の合意です」→「では、製品仕様全体のうちどの部分を説明すれば、クライアントはそれを判断できるかな?(WHERE)」

私:「80人もいると質疑が多く出ることが予想されるけど、どうやって会議時間内に説明しきる?(HOW)」→「…。時間が足りないかも知れません」→私:「会議前に何らかのアクションを起こす必要があるのではないかな?」


と言った感じです。これをホワイトボードに書きながらやりました。

フレームワークを使うポイントは2つあります。
1つは、上司の価値観の押し付けにならないこと。管理職としては、ついつい「こうしないとダメじゃないか!」と自分の考えを前面に出して“指導”しがちですが、物事を素直に捉えるゆとり世代のメンバーは「だったらどうしたら良いのですか?」というロジックになり、自分で考えるという行為を放置しがちになります。その点フレームワークの場合は、誰かの意見によって内容が左右されたりすることが少ないので、自然と考えるポイントが生まれます。

2つ目は、議論の抜け・漏れが少なくなることです。上司1人の考えによって議論を展開すると、網羅性がどうしてもその人の力量に依存してしまいます。上司の想定していないことまでは議論に挙がりませんからね。フレームワークを使うことはそれを防ぐ役割も果たします。

まとめ

ゆとり世代・さとり世代を始めとする若いチームメンバーが、それぞれ自ら考え行動するようになるためには、フレームワークを使った考えるポイントを提供してあげることがその方法の1つになると思います。

使えそうなフレームワークとしては「5W1H」の他に、「七つの習慣の優先順位付け」、「ロジックツリー」、「ビジネスモデルキャンパス」などが挙げられるのではと思います。

実は、私が実施した上記の5W1Hミーティングでは、このフレームワークに無い新たな視点での議論もしています。それは、想像力を鍛えるのにうってつけの方法だと常日頃から思っていたのでやったのですが、思わぬ発見もありました。この内容は次の記事でお伝えしたいと思います。お楽しみに。

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