ゆとり世代vs中間管理職vol.2「言われてないからやってません」

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こんにちは。ミッション・ミッケ人生デザイン研究所、研究員の井上翔太です。

前回はゆとり世代vs中間管理職vol.1「だからそうじゃなくって…」と題して、何かと話題の多い“ゆとり世代”の特徴と接し方についてお伝えしました。今日はその続編として、ゆとり世代が良く使う、中間管理職以上が一番やきもきする“とある言葉”を、私の実体験も交えながらお話ししたいと思います。

ゆとり世代との仕事でよくあること

私は40歳目前の中間管理職で、多くのゆとり世代の社員と毎日接していますが、彼らからよく聞く言葉の中に、

「それは言われてないのでやってません」

というものがあります。指示した仕事の抜けや漏れを指摘した際に聞く言葉です。こちらとしては「確かにそこまでは言ってないけど、それぐらいは自分で考えて行動して欲しいなぁ」と思っているのですが、彼らとしてはどこ吹く風、飄々としています。

このやりとりをより良いものにする方法の一つとして、先週お伝えした「正しく伝わらないのは当たり前」という考え方を取り入れる、ということがありますが、そうは言ってもこれが毎日だとお互いにストレスになり、仕事の結果も出ませんよね。では、これをゆとり世代社員に言われてしまった場合はどうしたら良いのでしょうか?

ゆとり世代の「言われてません」は本質突いている?

これは私の経験談ですが、「それは言われてません」と彼らが反応する場合の半分ぐらいは、本質を突いていると思います。本質というのは、仕事を指示するのであれば本来そこまでクリアにしておくべき内容が伝えられていなかった、ということです。

どこの職場においても、長い時間をかけて形成された暗黙の了解や口頭伝承のようなものがありますよね。社会人としてこうあるべき、のような誰が決めたのかわからない特殊な倫理観、みたいなものもあると思います。でもそれって、新しく入ってきた人にはわからない(知りえない)のは当然、と考えることもできますよね。更に、多くの情報をデジタル的に処理することに慣れているゆとり世代にとっては、知らない⇒できなくて当たり前、というようなシンプルなロジックになっています。一昔前のように、知らないことでも壁にぶつかりながら進んでいく、というスタイルを良しとしていない風潮さえあります。

ゆとり世代の意見に向き合う

対処方法の一つとして、「言われてない」と言われた内容は本当に知るすべがなかったのか、依頼した仕事内容はそもそも実現できるものだったのか、などなどその指摘内容を客観的事実として向き合う、という方法があります。彼らの「知らない⇒できなくて当たり前」というロジックにシンプルに対応するんですね。

文章にすると普通のことですが、これは意識しないとなかなか出来ません。「そこまで言わなくても普通わかるだろ!」と自分の考え(価値観)を押し付けたり、「俺たちの若い頃は、そういうことは苦労して覚えたもんだ」といった自分の過去の武勇伝で説得したりしたことはないでしょうか?

事実に対してのみ向き合うというのは、面倒ですし、結構シンドイですが、負の感情が無い分だけ精神的にかなり楽になります。これは私の実体験を通じても本当にそう思います。

ゆとり世代からのアプローチ

ゆとり世代としても、改善の余地はあります。それも同じで、上記のようなことを言われても「普通ってなんだよ」「苦労なんて知らないし」と思うのではなく、自分の行動に不満があるんだな、明確な指示系統が無いんだな、などとその上司・先輩の発言も事実として捉えるということです。

かくいう私自身も、つい最近、乾杯の際のグラスの位置が上司よりも高かったせいで「あいつは礼儀知らずだ」と陰で言われたことがありました。当時の私としては乾杯の際のグラスの位置なんて気にしたことがことがなかったので「そんなことで人を評価するんだ」と少し冷ややかな目で見ていましたが、思い直し、それを単なる事実として捉えるようにしました。「そうやって人物評価をする人もいるんだな」と。

そして、後日、地方からいらしたお客様との宴席で乾杯するときに、その事実認識を生かし、グラスの底がテーブルにぶつかるぐらい低く乾杯したところ、礼儀がしっかりしている人として大変気に入られ、「井上君今度ウチに来てくれ、新年会をしよう」とお誘いを頂くほどの関係を築くことができました。そんなことで人間関係が変わってしまうのも事実なんですね。

素直に「それは言われてません」と言うことは良いと思います。ただ、言った後の上司・先輩の反応が納得いかない場合は、その上司・先輩の言葉に負の感情を乗せるのではなく、単なる事実として捉えるようにすると楽になりますし、次の一手が打てるようになります。仕事では結果を出さないと行けないですからね。

まとめ

職場やそのコミュニティでの暗黙の了解、口頭伝承、特殊な倫理観をゆとり世代に代表される若者が「言われてません」と表現するのは当然です。むしろ誰も指摘しなかったことを鋭く指摘している場合もあります。

その場合、両者ともに認識が合わなかったことに対して負の感情を乗せるのではなく、それを単なる事実として捉えて次の一手を考えましょう。

昨今「最近のゆとり世代の若者は~」とぼやいている40代、50代の人たちは、若かれし頃、当時の上司から「新人類」と呼ばれ、同じように「最近の若い者の考えることはわからない」と言われていました。そう考えると、歴史は繰り返しているんですね。

他にもゆとり世代vs中間管理職vol.3として、以下の事例も取り上げています。こちらもあわせてご覧になってくださいね。

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