意思決定の第3の罠:一時的な感情

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こんにちは。高衣紗彩です。

今日も、書籍『決定力』で紹介されている、意思決定の罠について、考察していきます。

第一の罠は、自分が見えているスポットライトが当たっている部分にしか目がいかず、今見えている情報だけで判断を下そうとする、「視野の狭窄」でした。

http://bit.ly/1oAbHOk

第二の罠は、ある状況について直感的に信念を抱いたあと、その信念を裏付ける情報を探しにいってしまい、判断を誤るという「確証バイアス」でした。

http://bit.ly/21pyw5F

第三の罠は、「一時的な感情」です。

第三の罠:一時的な感情

「難しい決断に直面すると、感情が揺さぶられ、思考が堂々巡りし、毎日のように心変わりする。
状況を分析した目の前のシート上のデータは変わらない。

ところが、私たちの頭の中は、そうはなっていない。ああでもないこうでもないと悩んだ挙句、目の前が見えなくなっている」

こういうことは、生きていると、良く起こります。

こんな状況から抜け出すために一番大切なのは、『大局的な視点』であると、ハース兄弟は述べています。

例として挙げられているのは、インテルの事例。メモリー事業からの撤退をなかなか決められずにいた(1年以上を悩んで無駄にしました!)インテルの経営陣が、撤退の決定を下せたのは、

「我々が首になったとして、後任者はどんな結論を出すだろうか?」

と考えた思考の転換だったそうです。後任者が今の状況をみたら、必ずメモリー事業から撤退する。ならば、それを我々の手でやろう、と。

その判断には、「思い入れ」「誇り」「愛着」「これまでのインテルを支えてきた事業を手放す恐れ」などを超えたものがありました。

そういった「感情」が一切ない後任者の目で状況を見たときに見えてくる真実があったのです。

ですが、彼らには実際にその感情があるわけですから、無くすことは不可能です。無理に蓋をして決断しても、「意識」つまり「心」が置き去りにされた「決断」には、決断できたとしてもその先の行動を伴わせることができず、得られるはずの良い結果を得ることもできません

つまり、一時的な感情を排除しようとするのではなく、それを超える、一段上の、あるいは、違った切り口の「視点」を持つ、ことが必要なのです。

悩んでいたこれまでと同じ土俵で、同じ分析を続けていても、頭の中の堂々巡りをストップすることはできない、なぜなら、そこには、新たな情報がないからです。

私たちが悩んでいる時というのは、今持っている情報については、分析・吟味しつくされているのです。

その状況から抜け出るには新たな情報が必要です。大気圏まで飛び出して地球を俯瞰した時に、初めて見えてくるもの、それが、「新たな情報」となり、堂々巡りから抜け出せるきっかけとなると、私は思います。

大局的な視点を持つとは

では、大局的な視点を持つには、どうしたら良いのでしょうか。

ハース兄弟は、悩みの対象物から「心の距離」を置くことだと述べています。つまり、一旦離れる、手放すんですね。

手放して心の距離を置くと、何が起こるかというと、二つのことが起こります。

一つは、心がニュートラルになる
二つめは、心がニュートラルに戻る結果、自分の本質で戻ることができ、自分が本当に価値を置くもの、自分の最高の価値観が何だったのか、に意識を向かわせることができる

私たちは、自分の最高の価値観が満たされると、幸せを感じます。一方、何か決断する時の最終的なゴールというのは、自分が幸せに思える方向に物事を向かわせるということです。

ならば、決断の全ては、自分の価値観を満たす方向にする、という基準を置いておくと、間違いはない、ことになります。

これは、ビジネス上の決断でも同様です。

4つの罠のうち、第一、第二、第三までお伝えしてきましたが、実は、どれもが「自分の最高の価値観に向かう決断をする」ということをしていれば、クリアできてしまう、はまることのない罠なんです。

次回は、その辺のお話と、第四の罠についても、これが当てはまるかどうか、見ていきたいと思います。

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