タカ派、ハト派って何? 

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こんにちは!

今日からは、金融市場の話をしていきたいと思います。

先週の株式市場の状況を見てみましょう。

資本市場の動きを日本からではなく世界から見る眼を養うために、まずは米国市場を見て見たいと思います。

先週、米株式市場は、下落しました。
その背景にあったのは、米企業の冴えない
四半期業績発表と、週初に発表された米中の
製造業指標でした。

世界経済の減速懸念から、エネルギーや
素材株など、「景気敏感株」と
言われる銘柄が主に売られました。

米ドルは軟調に推移しました。ドル安は
米企業にとっては海外売り上げ比率の高い
企業に有利なため、

株式市場は、通常好感して上昇するのですが、
一方で、『ドル安は米国経済の弱さの表れ』
とも解釈されることがあり、

市場の大半がその解釈に流れると、ドル安と
米株高が同時に起こります。

それが先週の米株式市場では起こりました。

第1四半期決算の減益がエネルギー企業だけに
とどまらなかったことも下落要因となりました。

S&P500指数に採用されている企業の87%が
決算発表を終え、現時点で減益幅は▲7.1%に
なると見込まれています。

米国株式は現在割高感が強いので、
減益となると益々割高感が強まってしまいますね。

決算発表シーズンも終わりに近づいており、
投資家の焦点は、目下6月15~16日に
開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)です。

市場(のアナリストたち)もまだ
どちらとも判断できかねており、
その手がかりとなるFRB高官の発言が
注目されています。


今日の日経新聞に、米リッチモンド連銀の
ラッカー総裁という人の発言が掲載されています。

『ラッカー総裁は、米紙ワシントン・ポスト
(電子版)に16日掲載されたインタビューで、
米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げ
に関し「6月(の米連邦公開市場委員会=FOMC)
の利上げには強い論拠がある」と述べた。

また、「物価上昇率は明らかに(目標の)2%
に向かっており、労働市場も引き締まっている。

今年初めにみられた下振れリスクも消えた」
と指摘。「指標は今ごろまで数回利上げして
おくべきことを示しており、遅れを取り戻す
ことを考える必要がある」と述べた。』
-本日の日経新聞電子版より-

要は、6月利上げ、をほのめかしています。

物価上昇率がなぜ重要かというと、FRBの
存在目的の一つが物価の安定にあるためです。

物価は下がっていっても(デフレ)、
上がり過ぎても経済によくないとされていて

『穏やかなインフレ』が望ましい

とされているので、物価が上昇している、
ということは、利上げを正当化する
理由になるのです。

利上げは、経済活動を不活発にする方向に
働きますから、慎重にしないとなりません。

経済が十分に元気ではない時に利上げすると
景気後退をもたらしてしまう可能性もあるためです。

なので、それなりの明白な理由がないと
利上げはできないのです。ですが、

FRBは、早く政策金利を1%にまで持っていきたい
と思っています。なぜなら、現在はサイクル的に
景気後退に向かっており、そうなった時に、
「利下げ」というカードを使いたいからです。

今の金利では、利下げの余地がなく、
量的緩和に逆戻りするか、日欧のように
マイナス金利を導入せざるを得なくなって
しまいます。

物価上昇率、いわゆるインフレ率は、
かくして、FRBの政策を左右する重要な
ファクターとなっています。

ですが、インフレ率は高すぎても、経済に
良い影響を与えません。

インフレとは物の値段が上がること、
つまり通貨の価値が下がるということです。

通貨価値はその国の経済力を示しますから、
国としては下げたくないのです。

ただし、輸出企業にとっては、円高は
自国通貨建ての売上を下げることになるので、
自国通貨高は諸手を上げて歓迎できるものでもありません。

新聞等で、円高は企業業績にマイナス要因
という主張をよく目にするので、

通貨安が良く、通貨高は良くない
との認識を持ってしまいがちですが、
必ずしもそうではないことを、
覚えておいてください。

強い通貨は強い国の表れなので、本来は
それは歓迎されるべきものなのです。

米国の高官が「強いドルは米国の国益」
と折に触れて口にすることがありますが、
これはそういうことを言っています。

話をインフレに戻して、インフレ率が高くなる
ことは、通貨の価値を下げる他にも、
マイナス面があります。

それは、金融資産の価値が目減りすることです。

日本の個人はGDPの3倍近くの金融資産を
保有しています。

それを全て現金で保有していた場合、
GDPを3%増加させたとしても、
物価が1%上昇してしまえば、
実質富は増加しないことになります。

こういったことから、
中央銀行の高官は、どの国でも、
「インフレが高くなること」を嫌う
マインドセットを持っています。

足元ではインフレの心配より各国とも
デフレの心配に追われていますが、
長い歴史から見たら、人類を苦しめてきた
のはむしろインフレの方なので、

(教科書などで、パンを買うのに
札束を高く積み上げている写真を
見たことがあるでしょう。)

経済の舵取りをしている中央銀行員は、
「インフレと戦うDNA」を持っているのです。

この「インフレと戦うDNA」が
強い人を『タカ派』、
そうでもない人を『ハト派

と呼んでいます。

つまり、

タカ派は利上げに積極的
ハト派は消極的

ということになります。

先に紹介したラッカー総裁は、利上げに
積極的な「タカ派」として知られています。

今年は投票権は持っていないので、
実際に政策に影響力を持ちませんが、

「どっちかわからない」状況の時には、
そのような人の発言も、このように
注目されるのですね。
米国が6月に利上げをするかどうか、
その決定よりも以前に、それまでの期間
市場の予測がどう動くか

で資本市場の動きが変わってきますので、
注意深く見守っていきましょう。

ただし、それによってポジションを
即座に動かすという話ではありませんので
くれぐれも誤解なきよう。

こういった金融情勢の動きを理解しておく
ことで、

今後の大きな流れとリスク要因を見極め、
必要に応じてポートフォリオの
リバランス(配分調整)をし、

自分のリスク許容度に合った
ポートフォリオ運用に生かす

ことが目的です。

市場の乱高下に備えて、
乱高下するとプラスのリターンが出る
ファンドの組み入れを考慮すること等も
賢いポートフォリオ運用の選択肢の一つです。

この辺の話も、6月の人生デザイン構築学校
オープンクラス:資産運用編で
させていただきます。

みなさんに、自分のリスク許容度に合った
ポートフォリオを作成するだけでなく、
その定期的なリバランスの仕方も
ぜひマスターして頂ければと思います。

詳細は、編集後期で!

それでは、今週も輝く1日を!

愛と感謝を込めて
高衣紗彩

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編集後記:

6月、7月、8月の連続企画!

この夏、人生をぐいっと上方シフトさせたい方を徹底的にサポートします!

人生には、ミッション・ステートメント
投資には、投資哲学

が必要です。

それは「自分オリジナル」であればあるほど、効力を発揮します。

この夏、人生デザイン構築学校で伝授しているそのエッセンスを、公開します。ここからの人生を劇的に飛躍シフトさせるために、様々な理由で学校に参加頂けない方にも、活用頂けたら嬉しいです。

▶︎人生デザイン構築学校オープンクラス:資産運用編
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2016年6月10(金) – 12(日) (金曜は19時から、土日は10-17時)
場所:東京品川

長期に安定した資産運用を行うため
自分の投資哲学をミッションから作成し
リスクとリターンを制覇し、

国際分散ポートフォリオの段階的な構築の仕方や
ポートフォリオ運用に必要な知識を集中して学ぶ3日間です。

▶︎人生デザイン構築学校オープンクラス:キャリア設計編
〜人生の目的・ミッションを明確にし、納得するキャリア戦略を練る〜
(通いのセミナー)
2016年8月5(金) – 7(日)(金曜は19時から、土日は10-17時)
場所:東京品川

じっくり自分の本質と向き合い、見極め、
活用方法を明確にし、人生のハンドルを取り戻す3日間です。

▶︎未来人生デザイン夏合宿(中村麻美さんとの特別コラボ企画)
〜あなたの未来人生をデザインする〜
(泊まりの合宿)
2016年7月7(木) – 9(土)
場所:山梨県某一軒家

あなたの未来人としての人生をデザインする合宿です。

7月7日、七夕の日から2泊3日で
某田舎の一軒家を借り切って行います。

女優であり、鋭い感性で潜在意識の
活用法を全国で教えている中村麻美さんとのコラボ企画です。

中村麻美さんのHPはこちら♪
http://www.humanwaltz.com/

募集開始日程と、内容詳細が決まりましたら、
このブログにてお知らせします。
フォローしてチェックしてくださいね!

追伸:

今年の年初から無料にて配信を始めました毎週日曜日の「日経ヴェリタスの読み方」動画は、6月より有料版にて配信させて頂く予定です。こちらも詳細は後日ご連絡します。金融リテラシーの向上にお役立て頂けたら幸いです。

 

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